詩 長門峡の初秋 1 月はかすかにおぼろげに、 架線に腰かけ揺れていた。 僕は盃揺らしてみたが、 水面の月は消えゆくばかり。 月光に侵食された僕は、 苔蒸した街並みの夢を見る。 森の中で、滝の中で、 星屑になりたいと願った。 2 あなたは今ごろ、どこか... 2025.08.26 詩